2019年11月4日月曜日

【2019年度講道館杯全日本柔道体重別選手権大会】

 11月2、3日の両日に表題の大会が開催されました。本大会は、東京オリンピックの第一次選考会も兼ねており、オリンピックを狙うシニア選手が多く出場するレベルの高い大会です。出場権を獲得するのも、本年度開催された全国大会で上位入賞を果たした選手しか出場することができません。そんな本大会に、本校から高橋翼(3年)が100㎏超級に出場しました。
 初戦となる二回戦から、本年度の警察チャンピオンが相手となりました。高校生らしく、果敢に攻め込み、延長戦に入り相手が疲れてきたところを見事大内刈で一本勝を収めました。初戦を突破することも難しい本大会で見事に初戦突破。
 続く三回戦は、大学生4年で学生の全国大会で上位に入る選手でしたが、初戦で勢いに乗った高橋選手は得意の小外刈を仕掛け、見事に一本勝。
 続く準々決勝の相手は、昨年本大会で準優勝しており、オリンピックの可能性を残している選手でした。ここまできた高橋選手は、臆することなく立ち向かい均衡した試合展開になりました。この試合も延長戦に入り、何か起こしてくれる期待が高まります。しかし、一瞬の隙を突かれポイントを許し敗退となりました。やはり、細かい技術などは卓越したものがありました。準々決勝で敗退となりましたが、本大会は、準々決勝までに上がった選手による敗者復活戦が行われます。高橋選手は、敗者復活戦に回り、3位入賞を目指すことになりました。
 敗者復活戦一回戦の相手は、なんと元全日本選手権大会覇者が相手となりました。もちろんオリンピックを目指しており、このような選手と高校生が試合をすること自体あり得ない対戦カードとなりました。高橋選手が勢いで押しているようにも見える試合展開となり、またも延長戦に入りました。しかし、最後を相手の得意の大外刈で一本負となりました。高校生ながら本大会でベスト8に進出したことは、高橋選手のこの先のこれからの大きな自信となると思います。東京オリンピックは、無理だとしても、大学でさらに精進し、2024年のパリオリンピックを目指してほしいと思います。
 これからも応援よろしくお願いいたします。
二回戦大内刈で一本の様子
「柔道チャンネル」から引用

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