81㎏級代表の東選手は2回戦からとなり、春の高校選手権において準優勝に輝いた板東選手と対戦しました。開始早々に「技あり」を奪われましたが、そこから猛反撃で追い上げましたが、2つ目の「技あり」を奪われ2回戦敗退。板東選手は、勢いそのままに優勝しました。良い試合をしていただけに悔やまれる結果となりました。
90㎏級代表の加藤選手は、1回戦を背負投で一本勝ち。続く2回戦は、延長戦までもつれ込む試合となりました。しかし、最後は加藤が維持で攻め込み、反則勝ちを収めました。入賞をかけた3回戦は、不運な形で「技あり」を取られ、取り返しに前に出たところを合わせられ敗退しました。1年間ケガで苦しみ、思うように柔道ができなかっただけに、この大会に賭ける思いは強かったと思います。残念ながら入賞まであと一歩でしたが、高校柔道生活で感じたこと、経したことは必ず今後の人生において、かけがえのない物になると思います。
100㎏超級代表で出場した高橋選手は、見事3位入賞を果たしました。2回戦から登場だったこともあり、動きが固く初戦から延長戦にもつれる試合となりました。しかし、3回戦は固さもとれ、本来の動きで一本勝ち。準々決勝では、全国中学校柔道大会で優勝経験のある千野根選手と対戦。初めから果敢に攻め、1分30秒過ぎに払巻込から後袈裟固で一本勝ちしました。準決勝では、ここまで1勝1負の相手との対戦となり、開始早々に抑え込み「技あり」を奪いました。このまま押し切れると誰もが思った瞬間。前に出で来る相手の勢いをもろに受けてしまい、一本負け。勝っていた」試合なだけに」非常に悔しい結果に終わりました。高橋選手はまだ2年生なため、来年リベンジを誓っていました。