グランドスラム東京とはかつて日本で開催されていた伝統ある2つの国際大会、男子の「嘉納治五郎杯 国際柔道大会」、女子の「福岡国際女子柔道選手権大会」。2007年にこの2大会が合わさる形で男女共催かつ日本唯一の国際大会「嘉納治五郎杯 東京国際柔道大会 ワールドグランプリ」が生まれました。
この大会誕生から2年を経た2009年。これまで各国が独自に開催していた国際大会を国際柔道連盟(IJF)がワールドツアーとして整備。名称もIJFのツアーグレードに合わせ「グランドスラム東京」と変更されました。ワールドツアーの一戦となったことにより、それまで以上に世界の強豪が多数参戦する大会へと生まれ変わり、オリンピック代表選考に大きな影響を与える大会となり現在に至っています。
決勝戦は国内で熾烈な代表争いを繰り広げている小林悠輔選手(旭化成株式会社)を開始31秒、内股で一本を取り優勝を決めました。東京オリンピックの代表レース1戦目となる今大会を好内容で勝てたことは長澤選手にとっても大きな自信になったことだと思います。
今後ますます期待のかかる長澤選手、そして作陽高校柔道部の応援をよろしくお願いします。
決勝戦、鮮やかな内股で一本勝ち
表彰台に立つ長澤選手(左から2番目)